埼玉医科大学病院 呼吸器内科の平間崇さんが、研究課題「標準化半定量Real-time PCR法を用いての呼吸器感染症の起炎病原体診断」により、本年度「第23回内科学会奨励賞」を受賞します。
本賞は、医学界最大の学会の一つである日本内科学会総会における優秀な発表に対して贈呈されました（授賞式：平成22年4月9日）。
従来、急性呼吸器感染症を引き起こす起炎菌の半定量（起炎菌と定着菌の鑑別）は困難とされてきましたが、本研究では炎症細胞を比較対象としたReal-time PCRを行なうことにより、迅速かつ高い精度でそれが可能になりました。本技術については、「急性呼吸器感染症起炎病原体の鑑別方法」としてPCTに基づく国際特許出願（PCT／JP2009／053976 優先日2008年3月3日）をしています。
なお、すでに平間崇さんは本研究テーマに関し以下の賞を受賞しています。
・Respiratory Tract Infection Young Investigators Award （第48回日本呼吸器学会学術講演会．RTI 研究会/バイエル薬品株式会社．2008年）
・American Thoracic Society International Trainee Travel Award （2009米国胸部学会国際会議．American Thoracic Society．2009年）
